1970年の大阪万博以降、大阪駅周辺は再開発により近代的な高層ビルや模造の地下街に変身していった。パチンコやゲームセンターの狂気じみた音、歓楽街の酒とごみの匂い、たむろする若者たち。下町には、家内工業の機械の音、露地で遊ぶ子どもたちの元気な声、吹き溜まりのような日雇い労働者たち。人々はうわべを飾り心を閉ざしていく。いろんなものが混在し、日本の坩堝となった大阪の蒼ざめた生を露呈する様を関西の学生たちが中心となって撮影した。
現在、撮影したネガ写真の7名分192本をスキャンが終了し、ベタシートによる写真のセレクト作業を行っています。